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2016年05月06日

5/9〜NU茶屋町「建築家 槇文彦展」に合わせてイベントを開催!

NU茶屋町の「建築家 槇文彦展」に合わせてイベントを開催!

5月9日~28日、住環境デザイン学科の学生と理工学研究科の大学院生が、茶屋町の過去・現在・未来をテーマにした空間造形イベントをNU茶屋町で開催します。
このイベントは、4月21日から開催されている「建築家 槇文彦展」に合わせたものです。古いものと新しいものが混在する中、より良い都市計画を考え、公共施設等のデザインを手掛けてこられた槇氏の建築哲学にならうテーマとなっています。

来場者参画型のイベントですので、ぜひ開催期間内に会場までお越しください。

【開催概要】
テ ー マ:インスタレーション「Chayamachi ; until now , from now」
期  間:2016年5月9日(月)~5月28日(土)
<5月9日(月)~11日(水)の間、来場者参画型の制作工程(インスタレーション)を経て、以降5月28日(土)まで展示>
時  間:11:00~18:00
会  場:NU茶屋町地下1階 「建築家 槇文彦展」会場横(大阪市北区茶屋町10-12)
制  作:理工学部住環境デザイン学科学部生、理工学研究科社会開発工学専攻大学院生
協  力:阪急阪神ビルマネジメント株式会社、大阪府建築士会

 

【イベント詳細】

「Chayamachi; until now, from now」

かつて、茶屋町は街道の分岐点が近いことから、人々の交流の中心であった。街道沿いに広がる菜の花畑を三軒並んでいた茶屋から眺め楽しんでいたという。三軒の茶屋から続く現在の茶屋町。しかし、菜の花畑は姿を消し、「記憶」だけが残った。

遊園地が建設され活気付いた時期もあれば、ドーナツ化現象により利用者が激減し、住宅地や工業地として栄えた時期もあった。1990年頃から茶屋町はかつての活気を取り戻そうと再開発が始まり、町の風景は住宅地から商業地へと変化してきた。そして、現在の茶屋町は新しい商業建築の間に神社や昭和民家が顔を覗かせる、古さと新しさがランダムに混ざった「姿」がある。

「記憶」と「姿」;過去を起点とし、目に見えない糸で現在に繋がっている。

糸は結ばれ、絡まり、引っ張られ、ほつれ、ほどかれ…現在に繋がる。

この糸を私達の手で、結んだりほどいたりすることによって、変化し続ける街の「記憶」と「姿」を可視化する。過去から現在へと続く糸を、未来へと繋げていくのは私達の手であることを実感する。

インスタレーション内容
過去から未来に向かって街の「記憶」や「姿」を表す色とりどりのゴムで表現する。一般来客(参加者)に「未来」(アクリルパネル)に好きな場所に穴をあけ、「現在」まで伸びているゴムを自ら空けた穴に通してもらう。「未来」に取り付けられたゴムを、参加してくれた方がどのような茶屋町になって欲しいかのコメントの書かれた顔写真で固定する。3日間で約140人の参加者を予定している。

参加予定学生
理工学研究科 博士前期課程 社会開発工学専攻 川崎優里、片岡諒、平井彩夏
理工学部 住環境デザイン学科 学部生有志

担当教員
理工学部 住環境デザイン学科 准教授 稲地秀介

ポスターダウンロード