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学科紹介 STUDY SUBJECT
自然の力をかりて豊かな「まち・建築・インテリア」を創造する。
「環境技術」と「デザイン力」を併せもつ
建築士や環境エンジニア、インテリアデザイナーを育成。
住環境デザイン学科は、建築学における「環境工学」分野と「計画・設計デザイン」分野の両面からの探求を中心とする世界でも新しい教育プログラムを実践しています。「環境技術×空間デザイン+IT」をテーマに、緑・水・光・熱・風などの自然の力をかりて豊かな「住環境」を創造するための技術と考え方を学びます。「住環境」とは、ここでは広く「人」の「住まう空間」を意味し、室内から地域コミュニティ、ときには地球環境までを含みます。
現在、世界中で持続可能な「住環境」が求められています。それに応えるためには、エネルギーや資源を節約する技術が必要であり、また、その地域の風土や文化と融合し、個人や社会を本質的に豊かにする考え方やデザイン力も必要です。このような考え方に立った未来の「住環境」を創造する建築士や環境エンジニア、インテリアデザイナーを育成します。
ECO技術を3つのデザイン領域で活かす
ECO技術×インテリア
自然に対する理解や人間工学を駆使し、住まいや商空間のインテリアをデザイン。 自然の恵みを感じることのできる心地良さや機能性を考察し、CG を用いてデザイン検討、プレゼンテーションを行える技術を習得します。
ECO技術×住宅建築
自然の力を豊富に採り入れる技術とデザイン、また周辺の環境と調和する住宅づくりを学びます。CAD による設計、さらにはCG によるシミュレーションを通じ、新しい住宅のあり方を追究します。
ECO技術×まち
GIS(地理情報システム)による都市分析やヒートアイランド緩和技術などを研究。 文明の利便性と自然環境保全を両立させるまちづくりやコミュニティーづくりを追究します
3つのコースで、より高度な専門能力を追求する
住環境デザイン総合コース
環境技術と建築空間のデザインの融合を極め、一級建築士だけでなくプラスαの力を身につける。
環境・空間の双方を深く学び、幅広い知見と技術を持つ人材を育成。一級建築士プラスαの力で、住環境の課題にこたえます。
環境デザインコース
環境を科学し、暮らしと建築と自然との共生のあり方を探る。
自然現象の本質はもちろん、自然が人に与える影響までも解明。環境の学びを軸に、さまざまな分野で活躍できる力を磨きます。一級建築士もチャレンジ可能。
空間デザインコース
インテリア・建築からまちまであらゆる「空間」を創造する。
インテリア、住宅、建築、まち…。空間をカタチづくるさまざまな要素の理論と実践を身につけ、空間の創造プロフェッショナルを目指します。一級建築士もチャレンジ可能。
学びを支える3つのポイント
住環境を美しく、持続可能にする一級建築士・環境エンジニア
インテリア・建築現場見学や自然環境の測定など、フィールドでの実践を通じて、建築士をはじめとする有資格技術者となるために必要な基礎を身につけます。
世界遺産白川郷の見学
風・熱・光など自然を測定して省エネ対策を練る
幅広い専門科目から住環境を捉える「人」「家具」「建築」「地域」「環境」
10の専門領域の専任教員と最前線で活躍する多数の非常勤講師が指導する幅広い専門科目から、住環境をとりまく様々な問題の解決のための知識と技術を身につけます。
インテリアデザイン演習公開講評会
自分だけのオリジナル家具をプロの家具デザイナーに学んで制作する
住環境を美しく、持続可能にする「環境工学」「空間デザイン」の力
「エネルギーや資源を高効率に活用する技術」と「地域の風土や文化」とを融合し、個人や社会を本質的に豊かにする考え方やデザイン力を身につけます。
フィリピン・バンタヤン島の台風被害軽減シェルターを実作
ひとりで設計したコミュニティ建築。模型でデザインを検討
Topics!
1年次前期から続く、モノづくり実践。
様々な課題を通してデザイン力を磨く。
本学科の演習は、「設計演習」を中心とする複数の分野の演習が同時並行しながら体験を広げ、深めていきます。その中心となるものが、「造形演習」から始まる「設計演習」です。1年次前期では針金を用いたモビールや照明器具製作などでデザインの基礎を学び、住環境の総合的な設計・製作へステップアップしていきます。そして「空間表現演習」ではCADを使用した設計に挑戦。
また、「インテリアデザイン演習」では店舗空間をデザイン。
さらに「デザイン方法演習」では、椅子などの家具の製作に挑みます。個人で、時にはチームで。さまざまなモノづくりを体験しながら、実践力を磨きます。
家具の製作
プロダクトデザイン演習で製作された椅子と収納
設計演習で模型製作
インテリアデザイン演習で製作された模型
講評を受けて、さらに成長。専門家からの指導機会も豊富。
本学科が実践的なのは、みずから作品づくりにトライするだけではありません。毎回コンテスト形式にした発表会には、課題に関係する学外の専門家や自治体の関係者などが審査員として参加。建築・インテリア・照明・エコ・まちづくりなど、さまざまな観点から「プロの意見」を受けることができます。
家具作品のプレゼンテーション
インテリアデザイン演習 公開講評会
造形演習 公開講評会
白川郷や、延暦寺、金沢のまちなど、各地の住環境を実体験する、研修旅行。
入学直後に行われる1泊2日の「新入生研修旅行」を毎年実施しています。これまでも世界遺産である岐阜の白川郷や比叡山延暦寺、京都や金沢のまちなど各地を訪れ、優れた住環境を体験してきました。例えば白川郷では、世界遺産の合掌造りの民家に宿泊し、先人の知恵と技術を体感。事前学習・事後学習が現地での気づきを深い理解へとつなげています。
この体験を通じて、住環境デザインへの関心を深め、意欲を高める学生も多く、また、1学年の仲間が一体となる機会にもなっています。
白川郷 合掌造りの見学
比叡山延暦寺にて集合写真
金沢武家屋敷にてまちなみをスケッチ
カリキュラム編成方針(2020年度以降入学者用)
- 住環境デザイン学科の教育研究上の目的と3ポリシー
- https://www.setsunan.ac.jp/aboutus/policy/rikogaku/jukankyo.html
- 多様な視点から「住環境」を学べるカリキュラム
- https://www.setsunan.ac.jp/gakubu-in/rikogaku/jukankyo/curriculum.html