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2022年06月13日

設計演習Ⅲ 第2課題 [6.10]

第2課題「まちのコミュニティスクール」のエスキースがはじまりました。

エスキースとは、下絵という意味のフランス語です。
環境デザインや建築設計の分野では、設計案の検討をフリーハンドで下描きする行為といったところでしょうか。
さらには、「エスキースがはじまる」というときには、先生のアドバイスを受けることを意味します。

さて、そのエスキース。
頭のなかにある設計図や空間イメージを「手」を道具にして紙の上にスケッチを描いてOUTPUTします。
そのスケッチの上にトレーシングペーパー(半透明の紙)を重ねて(重ねない場合もあります)、先生がスケッチを描きます。
そして、また、そのスケッチをもとに次の案をつくります。

このやりとりの繰り返しをとおして、他者である先生のアドバイスを自己のなかに取り込めるかも、設計では大事なことのひとつです。

「目を養い、手を練れ」は、建築家・宮脇壇が教鞭をとった大学で編集された書籍のタイトルです。
「手を練れ」とは、一義的にはスケッチの練習を重ねて案をつくることのように思いますが、
さらにその先では、鍛錬された手は頭の中の思考と連携しはじめて、手を動かしながら考えることのようでもあります。








さあ、手を練りましょう!
(目を養うについては、また改めて)