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ゼミ旅行-人間-空気環境系研究室
9月9-13日早朝帰国の日程でゼミ旅行に行ってきました。
こちらの旅行に来れない院生さんやB3学生のために、8月の[国内旅行]も企画してくれたというアグレッシブなB4です。
さて、B4だけの本番ゼミ旅行はクアラルンプールの見学と体験でした。
そもそも初海外勢が3名と半数を占め、海外の楽しさや行く意義みたいな部分も体感してもらえれば良いなと傍から見守りながら同行しました。
ハノイ空港でついに初めて国を飛び出した皆さんの姿と、クアラルンプール国際空港に到着した皆さんの姿…まだ余裕があります。
マレーシアには日本が多く関わっているようで、KLIAやツインタワーをはじめ、あちこちで日本の技術の痕跡を見ることができます。
細かいですが、樹脂管なんかも日本が絡んでいるのでは…?などと学生に解説しながらホテルへ向かいました。誘導灯なんかも、マレー語表記に日本のピクトグラムです。
さて、あちこち見学を計画してくれましたので、簡単にご紹介を。
・ブルーモスク(Masjid Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shah)
芳名録のほとんどは日本人という不思議スポット。日本人信者ガイドの方が現地ガイドの方に日本語教室を開かれていて、片言ではあるものの日本語も少し話してくれます。
でも我々の班はほぼ英語のおじさんで、学生はどれだけわかっていたか…(竹村もですが)。
すぐ近くの施設で、シスター(?)とも会話&記念写真を撮りました。
11月に関西のモスクを訪問予定だそう。
・バトゥ洞窟(Batu Caves)
とにかくド派手な階段と上がってしまうと意外に「よいところ感」のある洞窟型宗教施設。
ザ・観光地。
・ツインタワー(Menara Berkembar Petronas)
当時のハザマさん施工の有名高層建築で、最上部エリアから摩天楼を見渡せます。
とはいえビルや都市なんて日本でも見れるしね…と思っていたら、想像を超える迫力に全員笑顔でした。
見学には制限時間があるのですが、学生たちは後半からはもっぱら「エキスパンションジョイントがー」とか「天井下のこの筒は空調だー」とかやっていて、他のお客さんも「え?これそうなの?」となっていました。
景色が白いですが、インドネシア森林火災のヘイズ(スモッグ)で全日通して空は白く、帰る頃には喉の痛みが続いていることに気付くという環境でした。
・海(Port Dickson)
大量のカニと我々しかいない海。一部学生は頑張って泳いでいました。
どちらかというと、行き帰りのタクシードライバーとの英会話レッスンが印象的でした。
人によりますが、結構話しかけてくる印象。
・KLタワー(Menara Kuala Lumpur)
ツインタワーと同じくらい高い、こちらは正真正銘のタワー。
高い方のチケットを買うと、ガラスなしで街を見おろせるデッキに行けます。
ヘイズがあるとはいえ、スカイボックスもかなりの迫力でした。
暑いクアラルンプールで最も過ごしやすかった場所です。
・KLバードパーク
鳥。近い。多い。
鳥嫌いの人には大変そうでしたが、人に慣れすぎず逃げすぎずの鳥が多くて良い施設だと思います。
・イスラム美術館(Islamic Arts Meseum Malaysia)
美術館という名だが、中身は博物館。大阪万博あとの民族学博物館が近い気がします。
比較的真剣に見学していて偉いと思います。
・クアラルンプール駅(Stesen Kuala Lumpur)
現在の中心駅のKL Sentral駅の隣の旧駅で、現在も使用されているものの人は少ない感じ。英国風のつくりですが、とにかく暑い。
以上です。
あとは異文化理解のための食事を。
ちょっと良い店から屋台までいろいろと回りました。
大便器には紙がない文化(ホース水で洗う)だったり、夜になると歩行者信号が動かなくなったり、扉の空いたまま走り出すバスに声をあげながら駆け寄って空いたままの扉からバスに飛び乗るおじさんを見られたりといろいろと難しい場面も多くありましたが、良い勉強になったと思います。
ゼミでは、こちらからは指示せずに学生の希望次第で旅行の発案・計画・実行を任せています。海外に本当に行けたのは今年度が初めてでしたが、よく準備してくれたものだと感心しきりです。こういった現地体験や準備の難しさなどが社会人生活できっと活きると思います。
⇒[人間・空気環境系研究室]
P.S.
卒研の中間発表が近かったので、ホテルでゼミしました…。