当研究室は、人の生活周辺の空気質・においと人との関係を研究しています。
今年度は院生1名と4年生6名の計7テーマ体制ですすめています。

本日は4年生の卒研成果物提出日で、まずはお疲れ様でしたというところです。
今年もいろいろと実験を行いました。
いくつか記録写真から紹介を…。

音のうるささと香りの関係を見る実験（左）と香りと記憶の関係の実験（右）です。
音の実験だと実験中に香りを嗅ぐ指示などで声を出せないので、難しそうでした。
記憶は本当に何が飛び出すかわからない実験だったので、あらかじめいろいろな人に練習台になってもらいました。

CO2環境下での作業実験（左）と加熱式たばこのにおいの実験（右）です。
振り返ると、この実験ブース造りあたりから既に結構忙しかったです。
このブース内では、マスキング臭環境での作業実験も行いました。体臭と木材臭とが混ざった空間では、作業が捗るのかどうか…。
そしてもう一つが、においの閾値測定法の改良研究で、前回のご紹介で医療用カニューラをお見せしたネタです。
カニューラはにおい実験には使いにくかったです、残念。

院生の研究は、黒い部屋の中で眠るという写真栄えしにくい見た目なので絵は割愛です。いろいろな情報を測定してくれていて、データを紐解くのが楽しみでもあり、きっと大変なのでしょう。実験は延長戦（実験参加者さんの都合で延びることもあるのが人相手の研究の難しさです…）で年明けまで続きます。

ひとまず、大きな病気などなくここまで来れたことが何よりでした。
年が明けたら、梗概提出、審査会と、そしてまた［卒研展]に向かいます。
頑張ってわかりやすく卒研をご紹介できるようにしますので、高校生の方も企業の方もどしどしお越し下さい。

⇒[人間・空気環境系研究室]