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2018年06月20日

大阪北部地震とその後(6/18-20)

6/18の地震で被災された皆様にお見舞い申し上げます。

今回の地震では、震源(気象庁発表)からおそらく最も近い大学でした。
6-7階にある住環境デザイン学科のゼミ室・教員室と準備室(事務室)も、相当の揺れに見舞われたようで、当日はご覧の状況でした。
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特に先生方のお部屋は書類などが普段から多かったため、大変な事態になっていました。
クレセントをしていない窓が揺れによって開いていたパターンも見られました。

地震当日は学生は帰らされ、一部職員・教員が対応や片づけをしました。
一夜明けて、朝から通常授業と言われたのですが、上記の状態ですので教科書すら見つかりません…。
途方にくれる中、来れる学生がどんどんと来てくれて、片付けをしてくれました。
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手の模型が!
学生「地震のときに人がいたらこうなっていたってことだから、人形でよかったですよ」

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白鳥先生のお部屋の大モニタも倒れていたのですが、起こしてみると凹みが発覚!
先生も凹んでおられます。
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19日の授業では1年生に被害状況の写真を見てもらい、将来建築に携わるうえで、被害を生む前に拘らねばならないことや提言すべきことが何なのかをはなしました。
2・3年生も交通状況のよくない中、ほとんど出席してくれましたが、途中では余震に見舞われて怯える声もあり、時期尚早な感はありました。
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学科としては学生・教職員とも怪我人は今のところ聞いておらず、一安心というところです。
今回の地震では、什器の地震対策が全く効果の見られないケースが多く見られたり、フロア内での被害状況の濃淡がはっきり見られたりと勉強になる部分も多々ありました。
学内の被害箇所などの調査を含めて、上記の1年生へのレクチャーのように、出来事も生きた教材にしながら、倫理観と安全への配慮の力を学生に持って社会に出てもらうべく、復旧と併せて教育も頑張っていきます。

なお、6/19から3年生のゼミ配属に向けたオープンラボのシーズン到来です。
地震はありましたが、4年生たちはゼミ室を素早く片付け、教員室の整理も手伝ってくれたうえで3年生にゼミを紹介するための整備をしてくれました。
廊下の奥に人影が…あのシルエットは2年ぶりに登場の…
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平田先生立て看板ですね!
でもよく見ると、隣には川上先生のお姿も…そして右側には小さいですが岩田先生も見えます。
上記の被害状況から二日後にはこのようにしてくれる学生たちのタフさには、しばしば驚かされます。
3年生の方も、チラホラとゼミ訪問しはじめる様子が見られました。