人間-空気環境系研究室は、空気質・においと人の関係を探るテーマを主とした研究をしています。
今年度も、ついに実験シーズンです。関連論文を探して読み、計画と予備検討を重ねてきた成果を武器に、実施の難しさにぶつかるときです。

彼は、アロマオイルの閾値（いきち）を測る実験をしました。閾値とは、人がにおいを感じる限界の薄さのことで、悪臭防止法で決められている方法で測るのが一般的です。

被験者さんがにおいの有無を判断します。

このテーマでは、このデータを基に、さらに次のステップの実験に進んでいく予定です。
想像していた以上に、当日現場で気付いて修正せねばならなかったことや準備し直しになって被験者さんの時間を長く拘束することになったことなど、トラブルが多かったようです。十分に考え、準備していてくれてはいたのですが、やはり現場は経験して初めてわかることが多いのです。まさにOJT！

後日、ゼミ全体にこの経験を語ってもらいました（情報の水平展開）。他のチームも、十分な準備だけでなく実践練習を行って、起こりうる問題を潰して今期の実験に向かってほしいです。研究成果を残すだけでなく、いろいろな面で成長して卒業してほしいと考えています。

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