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2013年06月22日

「住まいをデザインする顔」展に行ってきました!

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大阪くらしの今昔館で開催されている「住まいをデザインする顔」展を見てきました。
関西在住の30代の若手建築家の方々の作品が、実物・模型・設計図・写真パネルなどで紹介されています。 本学科の非常勤講師である白須寛規先生の作品も出展されています。
6月22日は、丁度、白須先生のギャラリートークの日でしたので、学生にも声を掛けたところ、20名ほどの学生の参加がありました。他大学の学生さんや一般の方も来られていて、合計30名ほどの聴衆でした。
白須先生と阿曽芙美さんのユニークな作品について、学生の感想文を紹介します。

Ⅰ:白須寛規さんの作品について(4年 中川 亜梨紗)
白須さんの作品は、現在建築予定で白須さん自身がぐっとくるポイントを集めた戸建て住宅をポイントごとに分けた作品でした。 扉、窓、玄関など、各ポイントを取り上げ、原色を利用し、カラフルに仕上げられていました。スチレンペーパーに色つきのケント紙を貼って、スチレンボードを作成されたそうです。カラフルにされた理由は、「色をつけてカラフルにすることによって、白じゃない、ぱっと見た印象が可愛ければ良いと思った。」と言われていました。
1つ1つのパーツが細かく、パソコンからデータを送ると切ってくれる機械があることを知りました。何枚ものスチレンボードを重ねて格子が作られていたり、細かな作業をされていました。 展示場に入った瞬間、カラフルなので、一番目立っていました。他の方の作品は真っ白なスチレンボードや、段ボールで作られている中、たくさんの色のスチレンボードが集まる集合体になっていて、インパクトがありました。

Ⅱ:阿曽芙美さんの作品(4年 奥雲祥悟)
彼女の展示は、明らかに他の人と展示の仕方が異なっていた。しかし、ギャラリートークを聞くと、その展示の意味が理解できた。
1.2m1.2mの展示空間をダイニングテーブルというテーマにし、見に来る人々に料理をもてなす。1/100の模型を料理とし、それぞれが木で作られたお皿の上に乗っていて、そのお皿には彼女が手書きで装飾を施していた。コップ、スプーン、さらにフォークなどが乗っていて、まさに建築模型が料理のように展示されていて、不思議で可愛い展示だという印象だった。さらに風見鶏が北を指し、それぞれの模型が実際の方角に揃えられ、お皿の高さもそれぞれの実際の敷地の位置に揃えられているという工夫が見られた。