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新規購入デザイナーズチェアのお披露目イベントを開催! 8月のオープンキャンパスでは、みなさんに自由に座っていただけます!!
本学科では、世界各国の建築デザイナーたちがデザインした家具17個を購入しました。
これらのデザイナーズチェアを1号館プレゼンテーションホールに運び込み、学内の皆さんにお披露目すると同時に、ミニレクチャーを開催しました。
■ミニレクチャープログラム
・ミニレクチャー1:宮本征一准教授
「椅子の研究:人間工学の視点からアプローチ」
・ミニレクチャー2:川上比奈子教授
「デザイナーズチェアの歴史:建築デザインとの関係」
■ミニレクチャー1:宮本征一准教授
「椅子の研究:人間工学の視点からアプローチ」
宮本先生が座っているのは、体圧分布を測る装置。プルーヴェの椅子の上においています。 お尻の形が画面に出ていることにご注意!
「赤いところが一番、圧力がかかっているところ」と宮本先生自らの実践で、みんな納得のレクチャーでした。
ほかにも、ル・コルビュジエの寝椅子のデータや学生が計測したすわり心地のデータが紹介され、人間工学からの椅子研究の深みに触れることができました。
■ミニレクチャー2:川上比奈子教授
「デザイナーズチェアの歴史:建築デザインとの関係」
家具と建築デザインの共通性についてのレクチャーです。
例えば、リートフェルトのレッド&ブルーチェアとシュレーダー邸、または、アイリーン・グレイのアジャスタテーブルと住宅E.1027 、そして、ル・コルビュジエのソファLC2とサヴォア邸。家具と建築はスケールも機能も違いますが、デザインの手法は同じであったり、よく似ていたりします。他の建築家たち、ジャン・プルーヴェやアルヴァ・アアルトなども同様。デザイナーたちの頭のなかでは、家具と建築のデザインの方法がつながっていることが、実物を指し示しながらわかりやすく説明されました。
ミニレクチャー終了後は、学生たちはデザイナーズチェアを触ってデザインを確認したり、実際に座って、すわり心地を確認したりしました。
(上)みんなで座って、体験中。WEBや本で見て想像していたのとはずいぶん違う!コンスタンチン・グルチッチの赤い椅子は一番人気でした。
(下)ジョージナカシマもル・コルビュエも座り心地最高です!