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2013年05月15日

デザイナーズチェアを新規購入しました! 8月のオープンキャンパスで、みなさんに自由に座っていただけます!!

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本学科では、世界各国の建築デザイナーたちがデザインした家具17個を購入しました。

主要な家具は世界中に1000を超えてありますが、今回は時代を象徴するものを厳選しました。楽譜だけでは音楽が聴こえないように、書籍の写真だけでは家具デザインの特質が伝わりません。学生たちが名品に直に触ることで質感・スケール感・座り心地を体感し、優れたデザインの知識と感性を獲得してもらうことが購入の目的です。

■購入家具のリスト

・ウィンザーチェア(17~18世紀)
・トーネットチェア214(19~20世紀)
・ストレートチェア:シェーカー(18~19世紀)
・シューメーカースツール
・ラダーバックチェア:C・l・マッキントッシュ
・レッド&ブルーチェア:リートフェルト
・アジャスタテーブルE.1027 :アイリーン・グレイ
・ソファLC2 :ル・コルビュジエ
・アルテックスツール60:アルヴァ・アアルト
・スタンダードチェア:ジャン・プルーヴェ
・ラウンジアームチェア:ジョージ・ナカジマ
・Chair_one:コンスタンチン・グルチッチ
・エンボディチェア:ジェフ・ウェバー、ビル・スタンフ
・スーパー楕円テーブル:アルネ・ヤコブセン

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これらの家具は、12号館のゼミ室に展示されていますが、学生たちはいつでも座って身体でその素晴らしさを体感することができます。

■デザイナーズチェアの活用方法
◯「インテリアデザイン論」において
産業革命後の家具がどのような素材・技術・デザインの革新を経て現代に至るか、また、それぞれのデザイナーが設計した建築物との共通性がいかなるものかを講義します。

◯「科学技術教養R1」の第9講目において
上記の要約を講義します。

◯「プロダクトデザイン論」において
それぞれの家具の素材特色、接合方法などを中心とした製造方法とデザイン理念を実物に触れながら講義します。

◯「人間工学」において
人体と家具との関係を、科学的な見地から講義します。家具の人間工学は、人体と家具の寸法調査はもとより、体圧分布、姿勢、素材と人体(骨や筋肉)など、多くの研究領域を持っています。既往研究のグラフ・表の解説だけでは実感しにくい学問ですが、購入した家具を様々な観点から学生自ら計測することによって人間工学を実践してもらう予定です。

◯「プロダクトデザイン演習」において
上記の授業と連動しながら、実物に込められた感性と技術を体得してもらい、学生オリジナルの家具を制作します。