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2012年12月11日

第3回特別公開講義「自然の力をかりる空間デザイン」を開催しました!

12月1日(土)、本学プチテアトルにおいて、第3回住環境デザインフォーラム「自然の力をかりる空間デザイン」が開催されました。

震災を契機に古来より日本が育んできた自然観を深く再考し、学び直そうとする姿勢が浸透しつつあります。今回の公開講義では、この現状を踏まえ、自然の力に気付き、日常の空間デザインにどう取り入れていけば良いか?について 藤田治彦先生(大阪大学文学研究科・教授、意匠学会・会長)と野井成正先生(空間デザイナー・野井デザイン事務所主宰)のニ人をお招きし、本学科教授の川上比奈子先生を加え開催されました。

第1部の講演会では、まず藤田治彦先生から「自然と建築」と題して、日本と西洋における「自然」観の違いを言葉や建築作品から読み解きながら整理して頂き、「自然と建築」、「人と芸術」の関係性についてお話し頂きました。次に、野井成正先生からは、野井先生が手掛けられた近年の空間デザイン事例を丁寧にご紹介頂きながら、「自然素材の持つ力」についてお話頂きました。最後に、川上比奈子先生より、近代の女性建築家であるアイリーングレイの作品とそこに見られる造形や空間構成手法を取り上げながら、西洋近代における自然と建築デザインの関わり方についてお話し頂きました。

第2部は、藤田治彦先生、野井成正先生、川上比奈子先生のパネリストを中心に、会場参加者からの質問も交えつつ全体討論を行いました。

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