5月12日（土）～13日（日）に、住環境デザイン学科の新入生研修を行いました。参加者は、１年生68名、教員9名の合計77名でした。

1日目

はじめに滋賀県の比叡山延暦寺を訪れ、根本中堂や文殊楼など世界遺産の寺院建築を見学し、スケッチを行いました。 小雨がぱらつきましたが、幸いにも本降りにはならずにすみました。新入生の皆さんには、古建築をじっくりと観察する良い機会となったようです。

午後からは、佐川美術館を訪れ、作品と建築の見学を行いました。この美術館は、水辺に建つ美しい建物であり、今後、設計を行う際には大きな参考になることと思われます。 展示作品は平山郁夫画伯の絵画や佐藤忠良氏の彫刻など、世界的に有名な作品が展示されていますので、こちらも、造形演習などのデザイン学習の良い刺激になったようです。

夕方には、琵琶湖湖畔の白浜荘でバーベキューの夕食を楽しみ、また学生相互、教員との交流を深めました。

2日目

翌日は、京都市内を学生８名程度と担任で構成されるチームに分かれて見学をしました。町家見学、水族館、国立博物館など、チームごとに予め事前学習を行って、見学に向かいました。 午後3時には、二条城に再度集合し、徳川将軍家の京都の居場所でもあり、大政奉還の舞台になった二の丸御殿などを見学しました。

この体験をその後のゼミⅠ授業でのまとめの作業を通して、更に深める予定をしています。
少し肌寒い天気でしたが、事故やケガ人もなく研修旅行を無事終了できたことは、大変喜ばしいことでした。また、実際の建築物に触れて学ぶ体験ができ、学生と教員とのコミュニケーションも深めることができて、この研修旅行による収穫は、大変大きなものがありました。