トピックス TOPICS

2012年01月26日

【2年生】日本建築史の授業で二条城を見学しました。

1月26日、雪の降る寒い日でしたが、2年生科目「日本建築史」の授業の一環として、二条城の見学に行きました。

 

まず、授業担当の谷直樹先生から二条城について桃山時代の武家風書院造りの代表的な建物だとの説明を受け、建物内部へ入ります。

 

豪華に装飾された車寄せから、遠侍の間、勅使の間、大広間、黒書院、白書院と雁行型と呼ばれる配置になっているのを、順に見学して廻ります。大広間は、15代将軍徳川慶喜が大政奉還を発表した場所、白書院は江戸城に例えると大奥に当たるところなどの説明を受け、歴史の流れの中で考えると、二条城がとても重要な建物であったことが分かります。

 

大広間など公の対面の場には、虎と豹(ひょう)の絵や、狩野探幽が描いた老松の絵など見事な障壁画が描かれていて、とても圧巻でした。それに対して、内輪の対面所である黒書院は梅と桜の絵、将軍のプライベートルームである白書院は水墨画が描かれるなど心落ち着く雰囲気になるよう、部屋の用途を踏まえて絵が描かれていることが分かり、とても興味深く思いました。

 

日本建築史の授業で二条城