ラボ紹介 LABORATORY

空間情報デザイン研究室

デジタル技術は、私たちの暮らしに欠かせない存在です。住環境デザインの分野でも、デジタル技術の進化により、一人ひとりのニーズを丁寧に把握し、実現することが可能になってきました。

空間情報デザイン研究室では、VR、AR、GIS、AIなどのデジタル技術を駆使して、多様な人が心地よく暮らせる住環境のデザインに取り組んでいます。

特に、
・自然と共に長く暮らすための減災デザイン
・誰もが行きたい場所に行ける、知りたいことを知れるためのアクセシビリティ
に関する研究など、未解決の課題に対するデジタル技術の応用を通じて、地域社会に貢献することを目指して研究しています。

*注
VR:Virtual Reality(仮想現実)
AR:Augmented Reality (拡張現実)
GIS:Geographic Information System(地理情報システム)
AI:Artificial Intelligence (人工知能)

研究活動

◉ゼミ活動・プロジェクト【デジタル技術】

・勉強会(VR・AR・プログラミング・GIS)
・施設/展示会見学・参加
・デジタル技術を用いたイベント企画・実施

VR勉強会
VR勉強会
子ども向けAR防災まちあるき企画
子ども向けAR防災まちあるき企画
デジタル複合施設見学
デジタル複合施設見学
デジタル造形ツール(ラクガキ)出展
デジタル造形ツール(ラクガキ)出展

◉社会活動・学外プロジェクト

・子ども向け減災学習イベント
・デジタル技術活用プロジェクト
・自治会向け減災学習イベント

子ども向け防災ワークショップ
子ども向け防災ワークショップ
防災勉強会
防災勉強会
防災ものづくりYoutube配信
自治会向け減災ワークショップ企画
子ども向け防災イベント企画
子ども向け防災イベント企画

◉行事

・ゼミ合宿@ロッジ舞洲(卒業生・4年・3年)
・ゼミ遠足(3年)
・3大学合同ゼミ[大阪公立大+神戸大+摂南大] 

ゼミ合宿2023@舞洲
ゼミ合宿2023@舞洲
研究発表@ゼミ合宿
研究発表@ゼミ合宿

◉学生の学会発表(過去5年間)

学会発表@建築情報学会
学会発表@建築情報学会
ポスター発表@融合科学研究所
ポスター発表@融合科学研究所

2024.03:建築情報学会学生レビュー|4年|3名
2024.02:第8回融合科学研究所講演会|4年|1名
2022.08:日本建築学会大会発表|卒業生|1名
2022.03:建築情報学会学生レビュー|4年|2名
2022.02:日本図学会支部例会発|4年|2名
2021.10:ADADA Japan 2021 学術大会|4年|1名
2021.04:災害情報学会|4年|2名
2021.03:建築情報学会学生レビュー|4年|2名
2021.03:災害情報学会|4年|1名
2021.02:日本図学会支部例会|4年|2名
2020.11:研究シーズ発表会展示|3年

◉学生の受賞

【2022年3月】
段奈々子さん(当時4年)が、建築情報学会「建築情報学生レビュー2021」で優秀発表賞(学部生部門)を受賞
タイトル: RaspberryPiを用いた「音声」「声量」「話者」「感情」の可視化によるコミュニケーション補助ツールの試作

【2017年12月】
吉村有輝さん(当時3年)が、日本図学会「2017年度秋季大会 ポスターセッション」で学生ポスター特別賞を受賞
タイトル:VRコンテンツの精度が歩行距離把握に与える影響

◉主な研究テーマ

主な研究テーマ
研究事例1
主な研究テーマ
研究事例2

教員と相談しながら、学生自身が研究テーマを探します。
▷ 安全に避難できる密集市街地のまちづくり[AR・VR・GIS ]
▷ 子育て世代を対象とした楽しい減災学習[AR・VR]
▷ 歩きたくなるまちのつくりかた[GIS]
▷ みんなで一緒に楽しめる造形活動ツールの開発[ゲームエンジン]
▷ デジタル技術を用いた行動自動モニタリング[IoT・機械学習]

◉使用するデジタル技術(例)

研究テーマに応じて最適なソフトウェア・ハードウェアを選び、学生自身が勉強しながら研究を進めます。
▷ 3Dソフトウェア
Sketchup・Blender・Rhinoceros+Grasshopper
▷ ゲームエンジン
Unreal Engine 4・Unity
▷ GIS
ArcGIS・QGIS・SIS
▷ AR関連
A-Frame + AR.js・8thwall
▷ シミュレーション
Simtread・Artisoc
▷ プログラミング
Processing・Scratch
JavaScript・VB.net・Python・VBA・Visual C#
▷ ハードウェア
Rasberry Pi・HTC Vive・Oculus Quest・XREAL

◉学生に期待する姿勢

▷ 新しいことや楽しいことに興味を持つ[好奇心]
▷ 失敗を恐れずに、色々なことに挑戦する[チャレンジ精神]
▷ デジタル技術が得意でなくとも、関心・意欲がある[興味]
▷ 自治会や子どもたち、行政など、学外の方と一緒に活動・研究する[共働]

◉大切にしたいこと

▷ 新しいことに対する好奇心
▷ 変化や違いを楽しむ心
▷ 新しい価値を生み出そうと踏み出す力
▷ 新しい技術で何ができそうかを想像する力

これまでの卒業研究

▷ 2023
初めて歩く道における環境音が空間記憶に与える影響の調査推し活による混雑分散を促す情報提示手法の検討
地震対策への関心を高める要素の分析 ~大学生のSNS利用に着目して~
申告感情による感情分布地図の作成とその評価 ~感情推定技術の活用に向けて~
小学校低学年を対象としたAR防災まちあるきのプログラム開発 及び 防災意識向上の効果検証
ホームセンターにおけるレジ行列緩和のためのレジ周辺空間の分析
推し活による混雑分散を促す情報提示手法の検討 ~ライブ前後の過ごし方~
視線情報に基づく歩行空間構成要素の効果的な配置の検討 ~住宅地における植栽に着目して~
▷ 2022
児童いきいき放課後事業の活動室を対象とした児童の満足度に対する考察
建物外観画像を用いた築年代の推定の向上の試み ~マスキングによる画像の二分化~
子どもが歩きたいと感じるまちの魅力とオノマトペ地図が歩行に与える影響
パラメトリックモデリングによる360度全方向に調整可能なランプシェードの提案
絵コンテが防災学習の知識定着に及ぼす影響 -天ぷら油火災を対象として-
建築的視点から見た階段の問題を緩和する情報提示手法の検証 -AR情報提示と物理的情報提示との比較-
VR空間における姿勢がコミュニケーションに及ぼす影響
▷ 2021
自走式車椅子での走行困難場所の評価
Raspberry Piを用いた「音声」「声量」「話者」「感情」の可視化によるコミュニケーション補助ツールの試作
地域の歴史と防災知識を学ぶまちあるきゲームの開発~ロケーション型ARアプリCERD-ARを活用して~
聴覚障害のある保護者のための子ども見守りモニターの試作と評価
VR空間における景観構成要素と歩行感覚の関係
多目的トイレの利用状況確認ツールの製作
寝読書時の寝姿勢と道具の使い方に関する調査
住民の避難経路検討を支援する情報可視化手法の検討
子どもの待ち時間を楽しくするためのWiiリモコンを用いた造形活動ツールの開発
▷ 2020
街路緑化による温熱環境改善効果シミュレーション
関西都市部の大規模地震時の徒歩帰宅行動に伴うトイレ不足に関する研究
収容人数に着目した津波避難ビルの検討
VR空間における座席レイアウトが創造活動に及ぼす影響
全天球画像を用いたVR移動実験による画像間距離の検討
防災教育のためのマーカーレス型道路閉塞AR体験ツールの制作
▷ 2019
夏季の大阪観光地巡りにおける日影ルート作成~道頓堀周辺を対象として~
複合災害を考慮した津波避難シミュレーションによる避難所要時間の検討
Deep Learningと建物外観画像を用いた築年代推定の影響箇所の考察
肢体不自由と知的障がいの重複障がいを有する児童を対象としたスイッチ教材の制作-視覚的変化と音に着目して-
ARを用いた道路閉塞を体験するツールの制作
道路閉塞に対する危険意識の向上を目的としたワークショッププログラムの開発と実践
大地震発生後における瓦礫への接近が与える歩行可否の影響
土地利用ごとに求められる街路樹のあり方
▷ 2018
マルチエージェントを用いた避難シミュレーションによる密集市街地対策の評価
肢体不自由児を対象としたスイッチで遊べるペイントゲーム「FREEDOM PAINT」の提案
大阪北部地震の摂南大学学生への影響
Deep Learningを用いた建物の築年代推定の試み
HMDを用いた自由歩行による経路選択行動に関する研究
住民の共助が避難成功に与える影響―萱島東1丁目南を対象として―
▷ 2017
識別距離に着目したVR空間の省略作成手法の提案 ~住宅地を対象として~
大地震発生時の道路閉塞が及ぼす避難困難性の評価と対策の効果検証 ~密集市街地 萱島東地区を対象として~
画像上に記載されたオノマトペが情景伝達に与える影響 ~文字の大きさ、フォント、色に着目して~
災害後の子どもの居場所に関する調査 -益城町立広安西小学校を対象として-
飼い主の避難行動調査に基づく ペットと避難しやすい環境の考察
地震避難ワークショッププログラムの開発・実践とワークショップで得られた地域課題
▷ 2016
雨天時の快適な移動のための雨避け歩行空間ネットワークデータの作成の試み
通学路における見守りが必要な場所に関する調査
歩行者の経路選択に影響する要素の抽出と重要度算出~個人の嗜好に適した歩行経路案内システム構築のための基礎的研究~
VRコンテンツの精度が歩行距離把握に与える影響
密集住宅地区を対象とした地域の発見・地震防災ワークショッププログラムの開発と実践
「土地鑑」に対する捉え方の調査および「土地鑑評価質問紙」の作成
フラクタル図形の視線の通り方~窓に設置した場合に着目して~
HMDを用いた仮想空間と現実空間における室構成の把握の違いに関する
街歩き動画を用いた空間記憶力の改善訓練の提案と考察
地震発生後の道路閉塞状況における人の通行可否判断に関する調査
▷ 2015
震災時の道路閉塞要素に関する分布調査及び住民認識調査‐塀や電柱などの測定調査を通して
Space Syntax理論を用いた歩行者交通量の推定に関する研究‐住宅地を対象として
1mメッシュを用いた道路閉塞シミュレーション方法の開発と評価‐密集市街地における住民避難を想定して
没入型ヘッドマウントディスプレイによる空間の大きさ認識特性の検証
ワークショップ手法を用いた小学生の通学路安全に関する意識調査
レコメンドナビシステムが徒歩移動の回遊性に与える影響
▷ 2014
寝屋川市を対象とした魅力的な地名に関する調査―建物名に使用される頻度と空間分布に着目して―
高齢者の生活に必要な施設へのアクセシビリティに関する分析―坂道における移動負荷と加齢による体力低下を考慮して―
安全性に着目した歩行空間評価と歩行者の状況に適した経路の提案
「土地勘」の有無による人の行動・経路選択の違いに関する考察
文献調査を基にしたレーザースキャナの使用実績調査と機種選択補助資料の作成
環境測定とアンケート調査に基づく自習室の改善提案と実践
立地環境からみたコンビニエンスストアの提供サービスと店内構成の特徴に関する調査
保育施設における視点高さの違いに着目した3次元可視分析
▷ 2013
自習室における居心地に関する研究 -アメニティマップに基づく学習環境の改善提案と実践評価-
公共空間における吸い殻のポイ捨て実態調査・分析 -京都市中心部を対象として-
移動手段と交通規制情報を考慮した住宅と生活利便施設の近接性の分析
防犯性に着目した街区公園の監視性と周辺環境の分析の研究-大阪市都島区毛馬町を対象として-
放置自転車の分布傾向と駐輪を誘発する空間的要因に関する研究
寝屋川市における緑視率の調査及び鉢植えなどのあふれだしに関する研究
寝屋川市における公共トイレの配置関係と質的評価からみるトイレ空白地帯に関する研究
安全性と快適性から見た歩行空間の評価と歩行ルートの提案 ―寝屋川市駅~摂南大学を例に―
3DCADを用いただんじりの製作工程保存に関する研究

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